ゲームブック「ブラッドソード」

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zoom RSS WW6-19 ハヤブサの幻術

<<   作成日時 : 2012/11/05 21:04   >>

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ハヤブサの檻がある窓のない小さな畜舎に用心しながら入った時、騎士と魔法使いが最初に見たものは、信じられないほど美しいハヤブサだった。檻の中で羽づくろいをしていたそいつは、二人をまっすぐに見返すと、羽ばたいて金切り声をあげた。それは恐れなどではなく、まるで勝どきのようだ!
突然、ハヤブサの周囲の畜舎が掻き消え、続いて檻も消え去った。彼らは自分達が沼地のど真ん中に立ち、長い胴体の前後両方に頭を持つ三匹のワニに囲まれていることに気付いた。そいつらは獰猛な顎を開閉しながら攻撃を仕掛けてきた。その上空では、二人のジレンマを楽しむかのように、ハヤブサが優雅に旋回している。最初にワニと戦うべきだろうか、それともそいつらを避けてハヤブサを追うべきだろうか?

ガネロンは最初のワニの口の中に金獅子の剣を突き刺した。そいつは剣に噛みついたが、決して折れない刃に歯をへし折られてしまった。そいつのもう一端の頭が今度は足に噛みつこうとしてきたが、彼は再び同じ戦術を採って無力化した。
テネブロンは「変身」の呪文を使って仲間の騎士を援護した。残る二匹のワニは、無害な折れた木の枝へと変わった。
今こそ、ハヤブサと対決する時だ。「貴様を地面に引きずり下ろしてやるからな!」ガネロンは三連弩を構えた。
その時突然、木の枝が元の二匹のワニの姿に戻った。「私の呪文がそんなに早く切れるはずはないのに!」テネブロンはびっくりして叫んだ。「ハヤブサが私の魔法を反転させる呪文を使っています。」
「もう一度呪文を使うんだ!」ガネロンは死にもの狂いで叫んだ。「私の姿を変えてくれ!」
「何に変えるのです?」
「あれと同じようなハヤブサに!」上空を指さしながら、彼は言った。「あいつに追いつく唯一の方法は、私自身も飛ぶことだ。」
「ですが、呪文はそんなに長く持たないかもしれませんよ。」剣でワニどもを牽制するガネロンの後ろで、テネブロンが警告した。
「それが我々の唯一のチャンスなんだ。」騎士は答えた。「さあ、私の剣を持っていてくれ。今すぐ魔法を!」
魔法使いはそれにすぐ応えた。ガネロンは力強いハヤブサに姿を変え、空へ滑らかに飛んで行った。だが、この最後の戦いの行方を見極められるほど長く、呪文は持ってくれるのだろうか?

補足:多忙な期間が過ぎ、さあ更新しようと思ったら、ウェブリブログが大規模な緊急メンテナンスとかで更新できず…。
それはともかく、今のリプレイ「騎士と魔法使い:ハヤブサの騎士の逆襲」が終わったら、「The Chronicles of the Magi」三部作の解説をしていきたいと思います。ゲームブック「ブラッドソード」の新解釈が盛りだくさん!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お忙しい中、更新お疲れ様です。
「The Chronicles of the Magi」とは、僕の知らなかった作品ですね。ブラッドソード世界の話が色々出てきそうで楽しみです。
伝説の勇者
2012/11/06 23:03
これはなんと、あのデイブ・モーリス氏自らが執筆した、ゲームブック「ブラッドソード」の小説版です!日本語版はないようですが、アマゾンから古本をとても安価で購入できました。登場人物や設定などがゲームブックと結構違いますが、それも興味深いところです。
チームトムトム
2012/11/07 05:39

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