ゲームブック「ブラッドソード」

アクセスカウンタ

zoom RSS CM1-4 地底界(The Underworld)

<<   作成日時 : 2012/11/21 23:47   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 3

【あらすじ】
朝になった。案内係が日の出の一時間前に起こしにやって来たが、修道院の規律が骨の髄まで浸み込んだアルターは、その一時間以上前から起き出し、朝の祈りと瞑想の後に戦闘訓練を実施していた。一方のカエレスティスは、ベッドシーツを掴んで抵抗したため、案内係が彼を床に放り出す始末だった。彼は豪勢な朝食を希望するも、その願いが報われることはなかった。
地下競技場の入口へと向かう途中、二人はライバルとなる闘士達とすれ違う。ヤマトから来た妖術師、神を恐れぬイコンから冷たい視線を感じたアルター。マグス・カルーゲンの開会の挨拶の後、彼らは地底界の暗闇へと下っていった。

【ゲームブックでの該当場面】
・早朝、バラザールの館で起床〜地下競技場の入り口に移動。
・マグス・バイルの闘士は三人の黒装束
・マグス・トールの闘士バーバリアンは、The Gnawing Waste(苦痛の荒れ地;クラースの遥か東に位置するツンドラの地。ナイトエルフ、メルカニア人、遊牧民などが居住。トナカイ、クマ、トラなどが生息。)から来た三人兄弟。
・マグス・ウルの闘士イコンはヤマト出身の妖術師(warlock)、既に抜身を手に二刀流の構え。刃にはルーン文字が彫られている。

【ゲームブックと異なる設定】
・マグス・バラザールはプリズムやオパールのメダルをくれなかった。見送りの激励もなし(洗練された無関心さで地下の入り口を指さした後、街へ引き返すようかごの御者に指示)。
・バーバリアンの人数が四人ではなく三人に減っている。
・マグス・カルーゲンの闘士は、昨年優勝者のアルビノの剣士。優勝賞金をばか騒ぎで浪費し尽くし、二度目の挑戦に命を賭ける羽目になっている。疲労でかすんだ目、腫れた赤鼻、やせた腹など、既に敗者のような風貌。
・マグス・カルーゲンが一同の前で開会の挨拶。流れるような黒い斜線で飾られた白ローブをまとった恰幅のよい人物。魔法で拡声された彼の声は平原に響き渡った。

【カエレスティスの想像した朝食】
・チドリのゆで卵3個(その後、満腹で競技に臨むのはまずいと思い直し、2個に訂正)
・辛めに味付けしたインゲン豆
・揚げた野生のマッシュルーム
・香辛料のきいたソーセージ
・ハーブとカブのリソール
*実際は数切れのトーストが供されたのみ

【感想】
この小説のマグス・バラザールは、やはりお高く留まった貴族路線でいくようです。マグス・カルーゲンの闘士が、魔術師ドミナス・ケルでなかったのが意外。カエレスティスの妄想はこの後もちょくちょく出てきて結構笑えます。
こうして猛者どもが一堂に会すると、なんだか映画のワンシーンのようでカッコいいですね。おそらく凄まじい殺気をビシバシ放ちながら、互いを値踏みしているでしょう。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
クラースの競技の優勝者は数年間、試合に参加できなくなるという設定は、小説には無いんですね。
イコンはこの頃から既に和風なんですね。
バーバリアンは、ゲームではエレック、スッノリ、ラース、トースバルという名前がありましたが、小説には名前は出てくるんでしょうか。
伝説の勇者
2012/11/22 21:16
“ハーブとカブのリソール”の「リソール」とは揚げ餃子みたいな料理のことみたいで、油を多く使う点で作中の社会状況では高級な料理に入りますね。
他にもいろいろ出てくるカエレスティスの思い描いた朝食、現代人の我々から見てもかなり豪勢で、(ゲームブック版で用意されていたご馳走にもあったメニューかもしれません)バラザールのパーティでも観察していたように、このトリックスター君「宮廷」や「上流階級」に類する経験は豊富なようで…
(出自か、紛れ込みによるかは不明ですが)
服装の描写といい、料理といい、作者は精密に資料を集めるタイプのようで、こういった「生活のディティール」が描かれているファンタジー作品は日本では少ないだけに、新鮮な感じがして嬉しいものです。
「優勝者も状況によっては連続して挑戦できる」ルール変更は確かに大きい変更点ですね。
アル=ケイン
2012/11/22 21:42
>伝説の勇者殿
>アル=ケイン殿
イコンの二刀流とか、カエレスティスの空想料理とか、この作者の作品の特徴の一つである詳細な描写が次々と出てきますね。「マギ戦記」は、こういう追加情報欲しさに読んでいるようなものです。海外の中世を舞台にしたファンタジー作品なら、やはり地の利というか、和物より洋物の方が本物感がありますね。
チームトムトム
2012/11/25 07:22

コメントする help

ニックネーム
本 文
CM1-4 地底界(The Underworld) ゲームブック「ブラッドソード」/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる